Okamoto_Likuのブログ

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美術館めぐり

 上野の西洋美術館で現在開催中の『パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展』と上野の森美術館の『モネ 連作の情景』に恋人と行ってきました!

 両展示会とも、開催期間は今月1月28日(日)となっています。興味あるけどまだ観に行っていないよ。という方はお早めに。

 キュビスム展は比較的すんなり見えるから問題ないと思われます。予約も不要。私が行ったのは平日ということもあって、見やすかったです。ただ、モネ展の方は日付予約指定があります。日付によってはすでにチケットが売り切れていたり、チケットに余裕があれば当日券の販売もありますので、近くに行ってみたら覗いてみるのもありかもです。

 

 恥ずかしい話、私は絵画というものに今まで魅力を感じたことはなかったんですよ。唯一興味がある絵は、古代文明の壁画でした。(笑)

 だから、彼から美術館に誘われたとき、知識が無くても楽しめるのかちょっと不安ではありましたが、そんな心配は杞憂でした。

 

 キュビスム展は音声ガイドを聞いていたからというのもあるかもしれませんが、不思議な、それこそ何をモチーフにして描いた絵なのかわからないものもあり、私は彼と「これはこうかな?」「それともこうかな?」と二人で想像したりしてみたりして楽しかったです。見て楽しむのもそうですが、想像力を働かせるのも楽しかったです。それに新しく小説のネタも浮かんだし。書くとしたら短編かな? 彼曰く、キュビスムは、すごい絵は「すごい」という感想だけでもよく、何を題材にしているかわからない絵は、一緒に考察するのが醍醐味らしい。そう言われると「ふむふむ」と納得できるし、絵画を気軽に楽しめるなと思いました。ハードルが下がったとも言えますね。

 

 モネに関しては、これまた恥ずかしい話、名前と「睡蓮」の絵画のことしか知りませんでした。モネは混雑していたのと、時間が遅かったこともあって、音声ガイドは利用せず、見たい絵があったら立ち止まる。というような形で見て回りました。モネは、同じ風景を描いていても時間帯によって見せる顔が変わるように、朝焼け・昼・夕暮れと移り変わる風景を、本物の写真のように見事に描いていて、見事でした。

 そしてなにより目玉の「睡蓮」の絵画!予想より大きな絵で、迫力もありつつも丁寧に描かれた美しい素敵な睡蓮。誰もが足を止めて、写真撮影OKだったので写真を撮っていました。もちろん私も撮りました!

 

 実は私の祖父が多趣味で、その一つが油絵を描くことでした。モネの絵を見ていたとき、祖父はもしかしたらモネの絵を参考にして描いていたのかもしれないなと思いました。私が幼い頃に亡くなってしまったので、真相はわかりませんが、生きていたら一緒に美術館に行ったり、文房具も好きで、特に万年筆が好きだったらしいので、文房具屋さんめぐりもしていたかもしれません。

 

 最初に書いたとおり、今まで絵画に興味がありませんでしたが、今回のことで絵画に見聞を広げることができました。小説のネタも思い浮かんだし、いいインプットができました。機会があれば、今度は他の美術展に行ってもいいし、博物館に行ってもいいなぁ。